~ご馳走日記~

2014.08.04

京都上賀茂 田鶴さんの京野菜

上賀茂ですぐき菜や賀茂なすをはじめとした伝統的な京野菜を育てる農家さんです。

 

 

「京野菜」は昔からある野菜ジャンルのひとつと思っていました。
でも実は約 30 年前から、料理人と農家、学者が一緒になって伝統野菜を復活させようと
頑張った結果、「伝統京野菜」としてブランドが確立されたのだそうです。その立ち上げメ
ンバーのひとりが田鶴さんです。

 

 

田鶴さんの家は、自家採取した種を連綿と受け継いでゆく農家さんです。
いわゆる一般的な農家さんは種苗会社から種や苗を育てている方がほとんど。
品種改良さているので、病気に強かったり、収穫効率がよかったりするそうです。
対して、自家採取した種は、代々田鶴家に伝わるものです。例えば茄子を殺菌効果のある
ネギと一緒に植えて病気から守るなど、伝統的な育て方をいまも守っています。

 

 

販売するときには、賀茂なす、山科なす、九条ねぎなど名称がつくものの、厳密には「田
鶴なす」「田鶴ねぎ」なんだそうです。それは、自家採取した種を受け継ぐ農家さんは他に
もいらっしゃって、代々受け継がれることで、野菜の個性が家によって少しずつ変わって
いくのだそうです。

 

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